耳の悪い会計士は、リレーサービスを使って電話をすることもある。
リレーサービスというのは、手話通訳あるいは文字通訳をしてくれるオペレーターを通して聴覚障がい者が電話をすることが出来る仕組みだ。
アメリカでは既にインフラとなっているが、日本では最近日本財団が普及を図ってくれている。
今は、通訳者と一緒に仕事をしているので、スピーカーモードにしながら、
相手の言っていることを手話通訳してもらい、私が答えるという方法で電話をすることも増えた。
この間、お客様に私から電話をしてみた。
通訳者も準備万端である。
耳の悪い会計士 「もしもし、〇〇です。いつもお世話になっております。」
お客様 「いつもはリレーサービスで電話をしているので、あなたは偽物です。」
ガチャリ
ままならない世の中である。
梅雨、晴れ間が綺麗な昼下がりの出来事であった。
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