耳の悪い会計士は、通訳者と働くようになって電話が出来るようになった。
私は、発声は出来るため、電話の相手先に自分の言いたいことを伝えることは出来る。
もちろん、相手の言っていることはわからないが。
通訳者がリアルタイムで相手の言っていることを手話通訳してくれる。
私は、ほぼリアルタイムで応答できているように思う。
ただ、健常者同士の電話がどういう風になされているのかを知らないため、
通訳者と一緒に電話応対することが、
どれくらい健常者同士の電話に近いのかはわからない。
それでも、業務に支障はなさそうだし、これでよいのだろうと思っている。
それでも新規の問い合わせは、どうするのがベストか悩む。
新規の問い合わせは、初めて会計事務所に問い合わせする方も多い。
そこで、耳の悪い会計士が応対することで、負担になっていないか心配になることもある。
耳が悪い会計士は嫌だという意味ではなく、単純に、多くの情報をお客様に与えてしまうという意味で。
お客様のお困りごとや、お悩みに向き合うべき場面で、
「会計士は耳が悪いので、通訳者が補助しながら電話させていただいています。」
と私の個人的な事情に向き合わせている。
それでも通訳者がいなかった時期に比べて、ずいぶんと仕事上のハンディキャップは軽減されている。
このまま改善を繰り返してゆきたい。
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